くみこ院長ブログ情報

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布団掃除機・・・医師が作った。。。これって本当?

2013年10月24日

またまた出ました。アトピービジネスまがいの、今度は掃除機ですね。

ダニが一番発生しやすいのは7〜9月です。今の時期に、ダニの抗体価を測ると皆さん本当に高くなってしまっていて、
検査値を報告するのがとても辛い毎日です。
そこで、私は布団の掃除のお話をするのですが、最近”布団掃除機買った方がよいですか?”とよくきかれることがあります。
私は、
1. 布団をクリーニング屋に持って行って丸洗いする。
2. その綺麗な布団をダニ防止カバーをつける。
3. カバーをつけていない場合は、週に2回掃除機のノズルを布団用に変えて 1m2  20秒かけて吸う、
ということをお勧めしています。
患者さんから最近、とってもよい布団掃除機が出たので買いたいがどうだろうっていう質問をよく受けます。
なんのことか分からなかったのですが、その布団掃除機というのが、なんでも
“イギリスの学会が推奨している。”
“医者が作った”
そうなのです。でも、私たちアレルギー科医の耳には一度も入って来た事がありませんし、アメリカはもちろん、日本の学会でも一度もお目にかかった事がありません。
患者さんから、レイコップという名前を聞いて、早速ネットで確認してみました。
ありました! 
イギリスアレルギー協会
これは、学会でもなんでもありません。なんとか協会というのは、学会でも何でもなくて、だれでも作れる物なのです。
ここのHPを見たら、白衣を着た人が微笑んでいますが、これも何者なのか。。。
みなさん、なんとか 協会 研究所にはご用心を。

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