くみこ院長ブログ情報

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なんでも食べていいよ の意味

2013年05月26日

私が理事長を務める 京都アレルギーネットワーク ぴいちゃんネットのサポートデスク ぽっぽないない がオープンしました。

ここは、食物アレルギーっ子が安心して集える場所、情報発信の場としてオープンしました。四条大宮の町家にあります。

先週、オープニングにはたくさんのぴいちゃんネットのサポーターの方、ちらしなどを見てきてくださった食物アレルギーのお子さんを持つお母さんなどに来ていただきました。

このサロンの目玉は、”駄菓子コーナー”です。
食物アレルギーのある子は、ある一定の年齢になるまで自分で食べ物を選んで食べるという事を許されていません。なぜなら、食品表示をきちんと理解する能力がない内は、食べ物が “毒” でもあるからです。
従って、駄菓子屋さんで好きなお菓子を買って食べるなど言語道断!いつもお母さんなど保護者に確認してから食べるのです。

当駄菓子コーナーは、私たちが目を光らせて選び抜いた食物アレルギーの専門食品なので、安心して食べる事が出来ます。それから嬉しい事に、一皿とり放題で500円!利用料を含みます。このお代金は、食物アレルギー基金に入りますので、他の食物アレルギーっ子のサポートに回って行きます。
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当日、ある親子の会話をご紹介します。

“お母さん、ここにあるもの食べていいの?” 

“そうよ、ここにあるものはなんでも食べて良いのよ”

“エ〜、夢みたい!”

と言って目を輝かせてお菓子を選び出しました。

帰り際に、
“今日は、子供が生まれてから一番楽しかった日かも知れません。安心して食べ物を選べる経験を今までした事がありませんでした。”

“うん、すっごく楽しかった。次はいつ来れるの〜?”

と。その言葉で、スタッフの目に涙が溢れました。

去年の12月に牛乳アレルギーの小学生がチーズ入りお好み焼きを食べてなくなった事件も記憶に新しいと思います。その子にとっては”毒” がうずまく世界で安心していられる場を提供して行く為には、皆様のサポートも必要です。

ぴいちゃんネットでは、個人サーポーター、企業サポーターなどを募集中です。もし、ご興味のあられる方がおられましたら、ご一報をお願い致します。

http://www.allergy-k.org/ ぴいちゃんネットHP
http://www.allergy-k.org/inquiry/  支援のお願い

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