くみこ院長ブログ情報

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民間療法してもいいですか?

2009年02月21日

寒くなったり暖かくなったり、本当に変なお天気が続きます。これから地球はどうなっていくのでしょうか?

<民間療法続けてもいいですか? >
このような質問をしばしば聞きます。それも、みなさん、遠慮がちに診察の最後や、家に帰ってから電話をかけてこられたりして。。。ということは、その方達も、正攻法ではないことを重々承知なのでしょう。大体、聞いてこられるのはサプリメントに関してですが、全く私には理解できないものばかりで、種類も多種多様です。アガリクス、プロポリス、ビタミン何とか(ここら辺は私も知っています。)白子エキス、エキナセア、何とか核酸とかになると、名前も聞いたものがないものも多く出てきます。

基本的に、”したいなら続けてください。でもお金の無駄です”と言うことにしています。このようなサプリの説明文には必ず”だれだれがこれで治った!””医者に見放された私が健康に!”という文句がついています。精神状態が落ち着いているときに読めば、これらの文句はうさんくさいということが明らかなのですが、なんらかの疾病にかかっていて、とくに”医者も見放した不治の病、アトピー”に罹患している方がこのような文句を見ると、どうしても一度試したくなってしまいます。

先日、四国のとある有名アトピー病院からパンフレットが届きました。ルイボスティーを抽出したエキスらしいのですが、何故か値段が書いてありません。その説明会に行った患者さんから聞いたところによると、3、4万円するとのことでした。実際そこの病院では、私のクリニックでもステロイド拒否の患者さんに処方しているグリパスCを全身に塗っているだけらしいのですが、入院費用が20万円以上するそうです。病院長のN先生は京大出身の優秀な方ですが、どこでそうなってしまったのでしょうか。グリパスCは保険も効く安価な軟膏で、私の祖父の時代から使用しています。500g 1瓶1400円くらいで、保険が効けば3割負担で500円未満です。ルイボスティーも、私のクリニックでは20包500円で販売しています。

このように、民間療法には、ただ同然のものを非科学的な言葉を並べ立てて、とんでもない金額で販売している物がほとんどなのです。本当に効果のある物であれば、学会発表をして、論文などになっているはずです。また、大手の製薬会社が先をあらそって製品化しているはずです。

みなさん、色々な療法を試すときには、インターネットなどで主要な学会で発表されているかどうか、論文として認められているかといったことも調べてからにしましょう。現代の医学は、EBM(evidence based medicine)つまり、実際にどのくらいの人にどのくらいの効果があったかを検討してから、実際の治療を行うことになっています。私で良ければ、いつでも遠慮無く相談してください。

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