くみこ院長ブログ情報

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喘息持ちのオリンピック選手〜清水宏保

2008年07月19日

息治療薬のアドエアという広告に、何故かプロスケーターの清水宏保選手のスケート姿が載っているのをご存じでしょうか?いつも、何故だろうと疑問に思っていたのですが、なんと、彼は喘息患者だそうです。

ある医療雑誌に彼の対談が載っており、それによると清水選手は肺活量も普通の人より少なく、かなりのハンデを背負っているそうです。でも、身体が健康ではないからこそ、自分の限界を知り、ぎりぎりまで持って行けるとpositiveに清水選手はとらえていました。

これを読んで、おこがましいのですが私も 
“ああ自分と一緒だ”と思いました。私もご存じの通り、アトピー患者で、肩凝り、腰痛、足のむくみ、PMS(月経前緊張症候群)とすべて経験済みです。だからこそ、それらの疾患に対する興味と探求心を医者として、またそれに苦しむ患者として持っていられるのだと思っています。

加えて大体の薬は、患者さんに処方する前に自分で(又は自分の子供で)実験済みです(笑)。これは、研修医の時にオーベンの先生に
“患者に投与する薬は自分で試してみろ” とむちゃくちゃな事を言われてから、実践するようにしています。

ただ、根拠のない民間療法だけは、作用機序なども解らず、エビデンスもないので試す気になりません。”**がこれで治った!” たぐいの情報には振り回されないようにしましょう。漢方薬も何百種類もある中から、その患者さんに合う物を処方します。人はみんな、それぞれ違うのです。

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