ピル

ピル


ピル(低用量ピル・アフターピル)

1. マーベロン28

ピルは毎日内服することによって、ほぼ100%の避妊効果をもたらします。
また、避妊効果以外にも多くのメリットがあります。

  • 避妊
  • 生理痛の軽減
  • ニキビの改善
  • 生理不順
  • 月経前症候群(PMS)の改善

用法

1日1錠を毎日一定の時刻に白色錠を21日間連続経口投与し、続けて緑色錠を7日間、合計28日間連続投与する。
通常、緑色錠服用中に月経(消退出血)が発来する。

副作用

悪心、乳房緊満感、頭痛、嘔吐、下腹部痛、乳房痛、過敏症、発疹、肝機能異常、浮腫

腟外射精は避妊法の一つではありません。

腟外射精のパール指数は22%といわれています。すなわち1年間に100人のうち22人(約4人に1人)が妊娠するということです。腟外射精があった場合は避妊しなかったと場合と同じ対処が必要です。

アフターピルの妊娠阻止率

アフターピルの妊娠阻止率(成功率と考えればよいでしょう)は「ノルレボ」で85%といわれています。それに対して低用量ピルを毎日きちんと内服していれば避妊効果は99.7%です。

ピルを飲み忘れたときの対処

1錠の飲み忘れに気づいた場合には、飲み忘れた錠剤を直ぐに内服し、残りの錠剤は予定通り内服します。

2錠以上飲み忘れた場合は、飲み忘れた錠剤のうち直近のものを直ぐに内服し、残りの錠剤は予定通り内服します。

例えば、いつもの時間に内服しようとしたら、前日の分が残っていた場合は、前日の分と当日の分の合計2錠を一度に内服します。(2錠以上同時に内服しないようにして下さい。)そして、7日以上連続して服用するまで確実に避妊を行うか、性交渉を避けるようにしてください。

2錠以上飲み忘れた場合の多くは出血してきますが、内服を続けても問題はありません。出血が長く続くこともありますが、7日以上連続してきちんと服用すれば出血していても避妊効果は戻っていると考えてよいでしょう。

2錠以上飲み忘れている間に避妊のない性交渉があった場合は、アフターピルが必要な場合がありますので注意が必要です。

ピルと併用注意な薬(おもなもの)

  • 抗菌薬:リファンピシン(ピルの効果が弱くなる可能性がある。他の抗生剤は問題なし)
  • 三環系抗うつ薬:イミプラン(イミプランの効果が強くなる可能性がある。)
  • 抗てんかん薬:フェニントイン、カルバマゼピン、フェノバルビタール、プリミドン、トピラマート(ピルの効果が弱くなる可能性がある。抗てんかん薬の効果が弱くなる可能性がある。)
  • アセトアミノフェン(アセトアミノフェンの効果が弱くなる可能性がある。ピルの効果が強くなる可能性がある。)
  • セントジョーンズワート含有食品(ピルの効果が弱くなる可能性がある。)

2. アフターピル マドンナ

アフターピル(緊急避妊薬)とは、モーニングアフターピルとも呼ばれ、事前に服用する避妊薬ではなく、性交渉後に飲む薬が、アフターピルです。
あくまで緊急的な場合での避妊法で、万が一のためにお守りとして所持する方もいます。
つい、避妊をせずに性交渉を行ってしまったという経験をしたという人をはじめ、このピルは自分の身を自分で守るために 、女性には必ず知っておいてもらいたい薬です。
アフターピルには有効な時間が限られているので即日性が求められます。
手遅れになって望まない妊娠、中絶を強いられてしまい一生心に傷を負ってしまう人も少なくありません。避妊をせずに性交渉した事を後悔しているでしょうが、大事なのはその後の対応です。

Madonna(マドンナ)は、緊急避妊剤です。
ノルレボ錠と同じ有効成分のレボノルゲストレルを含有しています。

Madonna(マドンナ)は、性交後に緊急に妊娠を防ぐために用いる薬です。

Madonna(マドンナ)に含有されている有効成分のレボノルゲストレルは、黄体ホルモンです。
一時的に黄体ホルモンの体内濃度を上昇させることにより排卵を抑制し、また子宮内膜の増殖を抑えることで受精卵の着床を防いだり、子宮内に精子を入りにくくすることにより、性交後に緊急に妊娠を防ぎます。

アフターピルはこんなケースに使用

  • 避妊ピルを飲み忘れてしまった。
  • 危険日なのに、避妊をしなかった。
  • 危険日と知らずに避妊をしなかった。
  • コンドームが破損し避妊に失敗してしまった。
  • コンドームが途中で外れてしまい避妊に失敗した。
  • 性交の強要によって避妊ができなかった。

アフターピルを服用するには時間が限られているので、万が一に備え、手元にひとつあると安心です。

効果

緊急避妊
※効果には個人差がありますことを予めご了承ください。

用法

性交後72時間以内にレボノルゲストレルとして1.5mg(2錠)を1回経口投与する。

注意事項

本剤は、性交後72時間以内に服用してください。
(海外臨床試験において、性交後 72 時間以内にレボノルゲストレル製剤 1.5mg を 1 回服用した際の妊娠阻止率は 84%であり、72 時間を超えて服用した場合には 63%に減弱する傾向があると報告されています。)

本剤は、直ちに医師から指示された量を服用してください。
本剤は、性交後の妊娠を避ける薬であり、飲むことによって、完全に妊娠を回避できるものではありません。計画的に避妊する場合は、経口避妊薬など避妊効果の高い方法で避妊してください。
薬を飲んだ後の不正子宮出血や妊娠初期の出血は通常の月経と区別がつかないことがありますので、適切な時期に受診してください。
本剤は服用中にセイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)を含む食品は摂らないでください。

■以下の方は本剤を使用しないでください。
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある女性
重篤な肝障害のある方
妊婦

副作用

頭痛、傾眠、消退出血、不正子宮出血、悪心、けん怠感などの症状が現れる場合があります。
その他、なにか異変を感じた際は速やかに医師の診察をお受けください。

自費ピルの値段/費用(税込)

マーベロン 3,000円
マドンナピル 12,000円

TOP