くみこ院長ブログ情報

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妊娠・授乳中の薬物療法 セミナーご報告

2020年10月29日

オンラインセミナー

はじめは物珍しかったのですが、そろそろ飽きてきました。
コロナが始まってから一度も勉強会も研究会も学会も行ってなかったかも・・・。

やっぱり、講演は生で聞くに限る!と研究会に行ってきました。
会場は、とっても大きく、一つのテーブルに一人と感染対策もバッチリでした。

本日のテーマは、
“妊娠・授乳中の薬物療法の考え方〜アトピー性皮膚炎を中心に〜”
東京の国立成育医療研究センターの村島先生。母性内科という分野があることも初めて知ったのですが、妊娠や授乳のお薬の影響をしらべておられるエキスパートの先生です。
座長の樺島先生は、なんとリモート参加です。でも。。声が聞こえないというトラブルがありましたが、なんとか滞りなく始まりました。
なぜか京都の先生がリモートで東京の先生はリアルにご参加。よくわからないですが、まあ、実際の講演が聞けたし良かったです。

妊娠中は薬は使わないほうが良いの?
と聞かれることが多々あります。抗ヒスタミン薬は、第二世代はほぼ大丈夫とのことです。
クラリチン、デザレックスはなるべく使わないほうがよさそう。
アタラックス、オキサトミド、リザベン、ペミラストは投与しない。
ステロイドは、口唇口蓋裂のリスクが上がるといわれていますが、プレドニンはほぼ大丈夫。

今回の目玉は、プロトピックが妊婦への投与が禁忌とされていましたが、投与可能になったというNEWSです。発売当初は、動物実験で催奇形性があると言われましたが、同時にのんでいたお薬のせいで、なんと勘違いだったようです。

次は、授乳中に飲んだらダメな薬について
薬はお母さんが飲んでも、ほとんど赤ちゃんの体循環には入らないとのことなんです。 
不整脈のお薬の アミオダロン
麻薬の コカイン
過剰なヨード・・甲状腺機能低下
あと、妊娠中に絶対してはいけないこと、
タバコ・・子宮内発達遅延!!

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